人は生まれてから何度も重力に逆らい、からだを育てていきます。 寝返りをし、這い、立ち、歩く。 誰かに教えられなくても、自分の力で獲得してきたものです。
3歳という年齢は、その力をすでに一度は手に入れている時期。 それなのに、年々姿勢が崩れている子どもが増えている。 幼稚園教諭だった私は、その姿に強い違和感を覚えていました。 「できていたはずのものを、なぜこんなに早く手放してしまうのだろう」と。
姿勢が崩れると、集中力や感情の安定、人との関わり方にも影響が出ます。 能力の問題ではなく、時代や環境がそうさせているのではないか。 私はそう感じています。
それは大人も同じ。 姿勢を崩し、呼吸を浅くし、本音を飲み込む。 性格の問題ではなく、環境がつくり出した状態かもしれません。
だからスタジオでは、 できていた感覚を呼び起こし、 手放してきたものをからだから取り戻してほしい。
自分を大切にする時間を、 ここで重ねていけたらと思っています。

