【走ることは脳にとってもいいこと】

「健康のために毎日走っている」シニアが増えているそうです。ゆっくりと自分のペースで走るランニングは、ふだん運動をしていないシニアでも気軽に始められる運動のひとつです。

ある研究データによると、定期的に走っている人はストレスレベルが低く、認知症の発症率も低いとあります。

走っている時の爽快感は、エンドルフィンやフェネチルアミンなどの脳内物質が放出されることで生み出されます。

特に、脳がアイドリングしているときに活性化される「デフォルト・モード・ネットワーク」の活動について、近年の脳科学の研究でわかってきました。

デフォルト・モード・ネットワークとは、脳が特定の課題に取り組むのではなく、いわば「ぼんやり」しているときに働き始め、記憶を整理したり感情を整えたりする機能があると考えられています。

ぼんやりしているときに何かを思い出したり、アイデアがひらめくというのは、デフォルト・モード・ネットワークの活動なんですね。

アクティブに働く人でランニングを習慣化している人は多いのは、健康やストレス発散のためだけでなく、こうした脳への恩恵も大きいことを知っているのです。

ランニングは「ぼんやり」できる最高の時間。ランニングは敷居が高いという人は、ウォーキングで「ぼんやり」してください。

タイトルとURLをコピーしました