【自分流にアレンジするのは…】
【自分流にアレンジするのは…】
今はそんなに苦労しなくても、ある程度の情報を得ることができます。とても良いことなんだと思うのですが、初めて取り組むことに関しては、教えられた通りにやってみるとか、説明書通りにやってみるのをお勧めします。
自己流にアレンジするのは、その後。
教えられた通りや説明書通りにやってみないと、本当の良し悪しが分からないのではないかと思います。それが分かってからアレンジしないと、本質から離れていく危険性があるようにも思います。
『守破離』という言葉がありますが、色々なことに当てはまるなと感じています。
良い言葉です。
守破離(しゅはり)」とは、学ぶ姿勢や順序、成長する過程や流れを表した言葉で、段階的に進化していくこと、そして基本に忠実でいることの大切さを表した言葉。
段階は「守」「破」「離」の3つに区分されている。
「守」は習った内容をきちんとできるようになる基本的な段階。
「破」は学んだ内容を完璧にできるようになったうえで創意工夫や他の教えを取り入れる応用的な段階。
「離」は今まで習ったことを踏まえて自分独自の理論を見出す発展的な段階。
「守破離」の語源は、戦国時代から安土桃山時代にかけて活躍した茶人「千利休」(せんのりきゅう)の教えを和歌の形式にした『利休道歌(りきゅうどうか)』に収められている一首だ。その和歌は「規矩作法 守り尽くして 破るとも 離るるとても本を忘るな」というもの。「先生から習った教えを守りながら、いつかはその教えを破って独自性のあるものを見出すことになっても、本質を忘れるな」という意味。