「ストレッチで整える」ことは、“からだをゼロの位置に戻す”こと。言い換えれば、準備的なこと。 でも、整えるだけではもったいない。正しいからだの使い方=プラスの方向に積み重ねる習慣が本番。準備の後に本番がないと、また元に戻ってしまう。
日常動作でいえば
・立ち方→ 膝を突っ張らず、骨盤を立ててからだを支える
・歩き方→ 足裏全体(かかと→外足→親指の付け根→指先)を使い、左右にブレずに前へ進む
・座り方→ 背もたれに頼らず、坐骨でしっかり座る
・呼吸→ 胸や肩で浅く吸うのではなく、お腹・肋骨を広げて深く呼吸する
ダンスでいえば
・床を押すように足を使う(足先だけでなく足裏全体を意識)
・腕は胸鎖関節から動かす(手だけでなく体幹から連動させる)
・軸を保ったまま回転する(ぶれずに体幹を使う)
・音楽に合わせてからだをしなやかに動かす(筋肉の力みを抜く)
「正しい動き」とは、骨や関節が本来の役割を果たせるように、無理なく効率よくからだを使うこと。 その結果、筋肉の余計な負担が減り、姿勢が整い、動きが楽になる。
