
【今日は重陽の節句】
重陽の節句に欠かせないのが「菊」。
旧暦では、菊の花が咲く季節であることから、別名「菊の節句」とも呼びます。
古来中国には、菊の花からしたたる露が川に落ち、その川の水を飲んだ者が長寿になったという「菊水伝説」があります。
薬効の植物とされてきた菊が、平安時代に日本にも語り継がれ、今でも不老長寿を願い邪気を払う花として定着しています。
重陽の節句には、3月に仕舞った雛人形をもう一度飾る「後の雛」という風習があります。
大切な雛人形を1年間仕舞ったままにせず、虫干しをして痛みを防ぎ、長持ちさせる習わしです。
大人の女性が健康や幸せを願って雛人形を飾るため、「大人の雛祭り」とも呼ばれています。