【前鋸筋と菱形筋】
前鋸筋と菱形筋は拮抗筋
前鋸筋・菱形筋ともに肩甲骨を動かす筋肉。
ここが硬いと頸部〜肩甲骨の内側にかけての肩こりになる可能性がある。
この2つは反対の作用をすることによって、肩甲骨の位置の安定とともに、美しさ&力強さを作り出している。
反対の作用とは・・・
まずは前鋸筋
① 左右肩甲骨を脊柱(背骨)から遠ざける
② 肩甲骨の外側の縁を上に上げる
=内側を下げる
=肩甲骨を背骨にそって引きあげる
よって、
①の結果、腕は左右に開く、または前に出る
②の結果、腕は上に上がる
となる。
ちなみにこの反対の働きをしているのが、菱形筋。
つまり菱形筋
① 左右肩甲骨を脊柱(背骨)に近づける
② 肩甲骨の内側の縁を上に上げる
=外側を下げる
=肩甲骨を背骨にそって引き下ろす
をやっている。
良いパフォーマンスをしているときはこの拮抗する両筋肉がバランス良く働いている。
片方だけが強いと、釣り合いのテンションバランスが崩れ、美しさ&強さともに半減する。
デスクワークの人はここが硬くなっちゃう。
ダンスのホールドにも大事な筋肉だよ。
