幼稚園教諭だったのもあり、赤ちゃんの成長過程が、ヒントになるんじゃないかって思うことがよくある。
生まれてすぐやるエクササイズが泣くこと(産声)。
これは、呼吸のエクササイズ。
呼吸器はもちろんのこと腹横筋と横隔膜強化のトレーニングをやっている。
それから、重力の世界にカラダを適応させていくための自然発生的エクササイズがずーっと続く。
具体的には
「仰向け」→「寝返り」→「うつぶせ」→「腹ばい」→「ハイハイ」→「ヒザ立ち」→「立つ」
そして、二足歩行ができる姿勢の獲得へ。
脊椎動物が、水中から出て、二足歩行を獲得するのにかかった年月、実に3億8千万年!
それを、お母さんのお腹の中で、ぷかぷか浮いていただけの人間の赤ちゃんが、たった約1年でやってしまう。
すごいことだ。
この自然発生的エクササイズを紐解くことで、癖がついてしまったカラダのリセットや、ダンスへのアイデアをたくさんもらおうと思う。それが私の人生を無駄なく使うこと。人生は無駄なことなんてないんだな、きっと。