リフレーミングとは、物事の捉え方を変えることを指します。これは、物事を見る枠組み(フレーム)を捉え直す(リフレーム)という意味です。
リフレーミングにおいてよく取り上げられる例に、半分まで水が入っているコップを見てどう感じるか、というものがあります。「まだ半分ある」と喜びを感じるのか、または「もう半分しかない」と不安に感じるのか、同じものを見てもどう捉えるかによって物事の感じ方を変えられるということです。
リフレーミングには、「内容のリフレーミング」と「状況のリフレーミング」の2種類があります。
・内容のリフレーミング
起こってしまった物事に対して、他のプラスの意味を探す考え方です。例えば、自分の納得できない部署異動があった場合でも「新たな仕事を学べる」と捉え直すことで、成長につなげられます。
また、物事の他の意味を探すのも内容のリフレーミングです。声が大きいことは「うるさい」以外にも、「はっきりとわかりやすい声」「力強い」「元気がある」とも言えます。見方を変えると、自分や他人に今までと違う印象を持つことができます。
・状況のリフレーミング
物事自体の意味を見直す内容のリフレーミングに対して、物事を取り巻く状況を捉え直すのが状況のリフレーミングです。その物事はどんな状況であればプラスに働くのか、ということを考えます。
例えば、スピードが求められている部署においては、細かいことにばかり目が行き、仕事が進まないことは短所と捉えられます。しかし、経理など数字のミスを見逃せない部署では重宝される可能性があります。
同じことを体験しても、人によって捉え方はまちまちです。
物事の捉え方を変えると、自分に自信を持ったり、気持ちを切り替えたりすることができます。
そして何より皆んなが幸せになりますね。