四十肩、五十肩は、肩の関節にある「腱板」という組織が炎症を引き起こし「関節包」に広がる事で起こります。これは老化に伴い、筋肉や腱の柔軟性が失われスムーズに動かなくなるからと言われていますが、実際のところ原因ははっきりしていません。
四十肩、五十肩は、肩甲骨と上腕骨をつなぐ肩関節に痛みがでます。そのため、腕を持ちあげるような動きが難しく、中でも腕を外側に回すような動作などは、特に痛みを感じます。
例えば…
⚫︎髪を後ろに束ねるとき
⚫︎電車でつり革をつかむとき
⚫︎洋服を着替えるとき
⚫︎洗濯物を干すとき
⚫︎シャンプーをするとき
⚫︎歯を磨くとき などなど
肩こりは「筋肉疲労」、四十肩や五十肩は「炎症」の状態です。 一般的な肩こりは筋肉の緊張からくる、血液循環の悪化が原因。習慣化した姿勢の悪さや、運動不足、ストレスにより筋肉疲労がおこり、張りや痛みを引き起こします。
一方、四十肩、五十肩は老化などにより、肩関節をとりまく関節包や腱板に炎症が起こる事で痛みが生じると言われています。その為年齢の若い方より、中年以降に発症する事が多いのです。
四十肩、五十肩を改善させる方法は、
①ストレッチや振り子運動で肩関節の緊張をほぐし、痛みの緩和と、関節の可動域を広げる
② 入浴や蒸しタオル温湿布などを使い温める
があります。
もうひとつ大事なことが肩甲骨・腕・首の位置を意識することです。
どれも難しいことではありませんが、継続しないと効果がないので、継続を心がけてくださいね。