Aさんの“手”はキツイ握り方。手だけのコネクションで、ヒジにまで力が入っている。それなのに、あんなにワザを仕掛けて、相手が嫌がっているのがわからない。
Bさんの“手”は繊細さが全然足りない。マンネリで動いてしまっている。
Cさんの“手”は相手と手がしっくりなじんでいないから、持ちにくそうにしている。相手の手をはねてしまっている。
Dさんの“手”は相手を感じて踊ってはいるけれど、まだ精度は低い。自分の手と相手の手のつながりを、ボディから捉えるところまでいっていない。
Eさんの“手”は消極的で、手からエネルギーが出ていない。リードがわかりにくい。
手の動きって、その人自身が現れる。
心地の良い皮膚刺激は、「オキシトシン」の働きで、安らぎを与える、ストレスを緩和する、人との信頼関係を築く。「オキシトシン」が「絆ホルモン」「幸せホルモン」と呼ばれる理由。
社交ダンスは相手と手を触れて踊っていることが多い。心地よいコネクションで、幸せを感じたいものだ。
