ターンアウトは、ラテンの原則で最も大切なことのひとつです。
力ずくでターンアウトすると身体を痛めることになりますので、柔軟性と筋力のどちらも必要です。
股関節はなかなか柔らかくなりませんが、諦めないで柔軟性を上げていきましょう。
⚫︎ターンアウトで使う関節
(1)股関節(こかんせつ)
骨盤の寛骨臼(かんこつきゅう)と、大腿骨頭(だいたいこっとう)でできる関節です。
寛骨は骨盤の横にある部分で腸骨(ちょうこつ)・坐骨(ざこつ)・恥骨(ちこつ)でできてます。大腿骨頭がおさまるソケットの役割をします。
(2)膝関節(ひざかんせつ)
曲げ伸ばしはできますが、ねじれはあまりできません。
なので足先だけターンアウトして、膝がねじれるような状態を続けていると、靭帯をケガしやすいです。最悪、ちょっと踊るだけで膝が腫れるようになります
。
(3)足関節(そっかんせつ)
足首の関節は、ターンアウトで股関節を開く分をサポートするために使います。
あくまで補助なので、こっちを先に横に向けると、足先は横に向いてるけど、股関節は回っていない(膝のお皿は前)なんちゃってターンアウトになりがちです。
ちなみに、足首をフレックスしながら回すと、股関節が回りやすいです。