正常な歩行は正面から見た時、足がまっすぐ前を向くか、若干外側を向いています。 しかしながら、足先が内側を向いて歩いていたら「内股歩き」、足先が度を越して外側を向いていたら 「外股歩き」の疑いがあります。特に内股は脚を構成する3つの部分、 即ち太もも・すね・足のうち一つ以上に変形が生じているために足が内側を向きます。
内股を起こす三つの要因
1.大腿骨内旋
大腿骨が外側に比べて内側によく回旋する状態。 足首を掴んで外側に力を加えても外側にはちょっとしか回らないが、左右の膝が向き合うくらい内側にはよく回ります。
2.脛骨内捻転
膝が正面を向いている状態で脛骨と足首が内側に捻じれた状態。 脛骨が内側に回転されて、外側のくるぶしはよく見えるが、内側のくるぶしはよく見えません。
3.中足骨内転
本来であれば足の後ろの中央線を延長した線が2、3番目の足指の間を通っていますが中足骨内転の場合、足の後ろの中央線を延長した線が4,5番目の足指の間を通っています。