【前鋸筋】

寒い日が続いているので、身体がかたまっていると感じる人が多いのではないでしょうか?
肩甲骨のインナーマッスルである“前鋸筋”が硬くなるとさまざまな問題が…。
今日は“前鋸筋”についてお伝えします。

前鋸筋は脇の下にあり、肋骨の外側から肩甲骨の内側に付着している筋肉です。日常生活ではドアを開ける、カートを押すといった動作で使っています。

スポーツではボクシングで素早いパンチを打つ際に肩甲骨を外に送り出すのに使います。

前鋸筋には次の3つの役割があります。

  • 肩甲骨の外転:腕を前に押し出す動き(パンチを繰り出す、前ならえの動き)
  • 肩甲骨の上方回旋:腕をあげる動き(バンザイの動き)
  • 肋骨の挙上:深く息を吸う時(肩甲骨を固定した場合)

前鋸筋が硬くなると、肩甲骨の動きが悪くなるので、肩こり、猫背、巻き肩、腕を上に挙げにくい、腕を後ろに回しにくいと感じるようになります。それだけでなく、バスト位置の低下、背中のぜい肉などボディラインにも悪影響がでます。

また、前鋸筋は肋骨にも付着しているため、呼吸が浅くなる、寝つきが悪くなるといった普段の生活にも影響を及ぼします。

明日は前鋸筋のセルフストレッチを紹介します。

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