「冷えは万病のもと」といわれ、便秘や肩こり、むくみ、肌荒れ、貧血、倦怠感、不眠など、さまざまな不調の原因となり、免疫力まで低下させるといいます。
身体の中心部分の温度である深部体温は、生存活動のため内臓の働きを活発にさせる37度前後を保つ必要があります。ここが冷えてくると、体は生命維持に重要な脳や内臓を守ろうと、手足の血管を収縮させることで、体内の熱を逃がさないようにします。これが、手足から冷えていく原因。
冷え対策として大切な部位は「4つのクビ」。以前から言われている「首」「手首」「足首」に加えて、もうひとつは「くびれ」=お腹周り。
首、手首、足首は脂肪がつきにくく、皮膚の近くを血流の多い動脈が走っているため、外気の影響を受けやすいです。特に首には頸動脈という大きな血管が通っているので、冷気にさらしていると、冷えた血液が脳に送られて大切な脳が冷えてしまいます。
また、内臓が詰まったお腹周りを温めると、全身に温かい血液が流れやすくなり、胃腸などの臓器が活発に働きます。
4つのクビを温めて、寒い冬を乗り切りましょう!